こんばんは☆
ウィーン日記です。
ウィーンにはとても歴史のある有名なホールがたくさんありますが、
その中でもやはり一番存在感があるのはオペラ座。
ヨーロッパ三大歌劇場のひとつです。
今回はこちらでバレエとオペラを観劇しました。
一夜目はTschaikowskiのバレエ ONEGINを鑑賞。
昼間にあちらこちらに観光に行っていたため、かなり疲れており、
セリフもないバレエはきっと寝てしまうだろうなぁ‥と思っていたのですが、
オペラ座に入った途端、一気に目が覚めました(笑)
あの特別な雰囲気は日本にはありませんね‥
空気感とそこに訪れる人々の優雅さに終始魅了されました。
また、赤いベルベットの幕があがったときのワクワク感は忘れられません。
ONEGINははじめて鑑賞したので、内容が微妙に分からなかったのですが、
まったく退屈しませんでした。
頭の先から足のつま先まで神経が行き届いていて、
人間とは思えない動きと表現力で構成された美しい舞台に感動しました。
そして二夜目はVerdiのLA FORZA DE DESTINOを鑑賞。
今回はあらすじが日本語で書いてあるプログラムを購入しました。
ちなみに字幕は英語とドイツ語です。
私は学生時代フランス語をとっており、ドイツ語は一切勉強していないので、
英語を選びました(と、いってもほとんど分からずでした‥^_^;)
きっと語学が完璧に分かっていたら、もっと奥深く楽しめるのだろうと
自分の無知さ加減がもどかしかったです
内容はさておき、音楽がかなり重いと聞いていたこちらの作品。
序曲からとてもかっこよく、そして何より歌手の歌唱力が素晴らしくて鳥肌ものでした。
私の鑑賞した回はあまり人気のないキャスティングだったそうですが、
それでも充分楽しめました。
正直、やっぱり日本人にはない感性を持っていると思います‥
特に歌は音楽の基本&言葉がとても重要なので、一番差を感じる部分なのかもしれません。
今回、本当はBohemeを鑑賞したかったのですが、やはり人気のようでチケット売り切れでした。
結果的にはVerdiを鑑賞できて良かったですが、また機会があったらBohemeも聴きたいです。
チケットといえば、驚いたのがお値段。
なんと10ユーロくらいから購入出来るんです。立ち見席だと3ユーロくらい
ワンコインでオペラが鑑賞できるなんて、日本では信じられないですよね。
しかしもっと驚いたのはこのオペラ座のメインスポンサーは、
日本の自動車メーカーTOYOTAのLEXUSだということ。
なんだか微妙な気持ちになりましたね‥。
日本人として誇りに感じる半面、
日本にも、もっとクラシックを身近に感じられるような文化・環境が根付いて欲しいと、
帰り道にふと思いました。
Aiピアノ教室@東京/千葉